猫グッズの技法・加工・素材など
PMMA(ポリメタクリル酸メチル)とは
PMMA(ポリメタクリル酸メチル)
アクリル樹脂の一種です。
【特徴】
・ガラスよりも高い光透過率(94%)
・耐候性、耐紫外線性に優れている
・熱可塑性プラスチックの中では最も傷が付きにくい
・着色するときれいな透明着色品が得られる
・切削加工、溶接・接着・曲げ加工、成形などを行いやすい
・衝撃には弱い・耐熱性が低い(連続耐熱温度は60~90℃)
・強アルカリや有機溶剤が触れると変質する
【用途】
・航空機の風防
・レンズ
・電子機器の受光部
・水槽
・計器の窓
・自動車用途(テールランプレンズ、メーターカバー、リヤパネルなど)
・家電
・機械用途(カバー類、銘板、レンズ、照明カバー)
・透明仕切り板、照明カバー、カーブミラー、明り取りドーム、看板など
レーザー加工とは
レーザー光を使って金属や木、プラスチックなどの材料を切ったり、穴をあけたり、表面に文字や模様を彫ったりする加工方法のことです。
高エネルギー密度のレーザー光を材料に照射し、熱エネルギーで対象物を融解・蒸発させて加工します。
<特徴>
①高精度な加工が可能
②加工の自由度が高い
③仕上がりがきれい
④メンテナンス性がいい
⑤厚い素材は加工しづらい
⑥反射率の高い素材は加工できない
⑦コストが高くなりやすい
⑧加工速度が遅い
<レーザー加工可能なもの>
・金属
・木材
・紙
・ペーパー
・布
・繊維
・皮革
・アクリル樹脂
・プラスチック
・樹脂
・合成ゴム
・石材
<レーザー加工不可能なもの>
・ポリ塩化ビニルを含むもの
・レーザー光を反射する素材
(レーザー光を反射してしまう鏡や鏡面加工仕上げが施された素材に対しては使用できません)。
・有害な物質が発生する素材
(テフロン加工が施されている素材や、フッ素を含んでいる素材)。

MDFとは
Mid Density Fiber board(MDF)
端材や間伐材といった廃棄されるはずの木材チップを繊維化したものに、接着剤となる合成樹脂を加え板状に熱圧成型したものです。
表面だけでなく木口部分も平滑です。
<特性>
・木材の様に軽量で高い加工性を持ちます。
・木材特有の反りや乾燥割れなどの癖が少なく、均質です。
・極めて安価です。
・水や湿気に弱く表面処理を行わないとカビやすい。
・バリエーションの範囲が広い。
木材の樹皮が混入し、黒い点やシミのように見えたりパーツによって色の濃淡が異なる場合があります。
<用途>
・主に家具類に使われます。
・住宅設備機器の扉
・カーテンボックスなどの造作材
・スピーカーのキャビネット
・カラーボックスなど
当店での「ポコポコ」と「デコボコ」の違い・基準について
ニットとは
<起源・歴史>
紀元前の古代エジプトや中央アジアで使われていたと考えられています。
初期のニットは手編みで作られており、中世以降には機械による編み機が発明され、大量生産が可能になりました。
<特徴>
・伸縮性: ループ構造により、伸縮性があり、身体にフィットします。
・柔軟性: 柔らかくしなやかな質感を持ち、動きやすさを提供します。
・通気性: 糸の間に空気の層ができるため、通気性が良く、肌触りが快適です。
・温かさ: ニットの構造は空気を含みやすく断熱性に優れているため、保温性に優れています。
<主な種類と織り方>
・プレーンニット: 基本的な編み方で、表と裏が同じ見え方をする平面的な編み方です。
・リブ編み: 縦に伸びる縞模様が特徴で、伸縮性に富んだ編み方です。袖口や襟元などによく使われます。
・ケーブル編み: 縦に交差した模様が特徴で、厚みと立体感をもたせる編み方です。セーターや帽子などによく見られます。
・フェアアイル編み: 複数の色の糸を使って模様を編み込む編み方です。伝統的な柄が特徴で、セーターや手袋などによく使用されます。
・アラン編み: ケーブル編みを組み合わせた編み方で、アイルランドの伝統的なデザインが特徴です。丈夫で暖かいニット製品に使用されます。
<材料と糸の種類>
・ウール: 羊毛から作られる繊維で、保温性に優れています。・コットン: 綿から作られる繊維で、通気性があり快適な肌触りです。
・アクリル: 合成繊維で、耐久性や色持ちが良く、ウールに似た風合いです。
・ナイロン: 合成繊維で、強度や耐摩耗性に優れています。
・ポリエステル: 合成繊維で、軽量で速乾性に優れています。
・シルク: カイコの繭から作られる天然繊維で、滑らかな肌触りと上品な光沢が特徴です。
<用途>
・トップス:セーター、カーディガンなど。
・ボトムス:ニットパンツ、ニットスカートなど。
・ワンピース。
・帽子、マフラー。・ランジェリーや肌着などのインナーウェア。
・レオタードや水着。
・ソックスや手袋。
・ネクタイ。

コーデュロイとは
corduroy(英)
由来は「cord」+「天鵞絨(てんがじゅう、ビロードの和名)」です。
一般的にはコール天とコーデュロイは同一の物を示します。
日本語ではコール天と呼ばれる生地です。
ビロード織りしたパイル織物の一つです。
縦うねが特徴です。
織り方は、ベッチンと同じです。
保温効果が高いので冬服に使われます。
服を作る際には、
普通の織物とは逆に、下から上に向かって逆毛を立てるように裁断をする事が多いです。
これは、光の反射を一定にすることで見た目に均質感を与えるためです。
黒板消しや衣服のクリーナー、ジャケット、ワイシャツ、ジーンズ、カーゴパンツ等の衣服に使われます。

シボについて
革や繊維、金属、樹脂などの表面にできるしわ模様や凹凸模様、またはその加工方法を指します。
皮革製品のシワ模様のことを「皺(しぼ)」と呼び、繊維業界ではちりめんを絞ってシワを付ける加工のことを「シボ付け」と呼んでいたところから派生したという説があります。
【シボの用途】
・革製品では、革の表情や個性、豊かな表情を表現するのに用いられます。
・繊維製品では、縮緬生地などにシワをつける加工(シボ付け)に用いられます。
・金属やプラスチックには、表面にシボ加工を施すことで、反射や滑りを防止する機能性を付加することも出来ます。
・印刷物や加工品に視覚的・触覚的な価値を加える技術として用いられます。
【シボの加工方法】
・革を揉んだり縮ませたりすることでシボを現します。
・革を手作業(手もみ)や大きな回転ドラムのなかでもみほぐしてシワを付ける「空打ち」があります。
・金属やプラスチックの表面に凹凸の模様を付ける表面加工が出来ます。

金古美とは
キンフルビ:銀の表面に紫や黒色などの色を付ける着色方法です。
また、真鍮メッキをかけた金属を金古美と呼ぶこともあります。
金色をいぶしたようなアンティーク調の色合いです。
金属製のチャームや 丸カン、ブレスレットやキーホルダー、ペンダントトップなどの装飾品として使われています。
マズルとは
マズル(muzzle)とは、
・動物の鼻口部、口吻(こうふん)、鼻面とその周囲のこと
・銃口や砲口
・犬やウマなどに用いられる口輪
のことです。
動物のマズルは、嗅覚や口の動作に重要な役割を果たしています。
犬のマズルは、無駄吠えや噛みつきを防ぐためにカバーを装着することもあります。
<マズルコントロール>
犬のマズルを触ることで、人間がリーダーであることを犬に意識させることができます。
マズルコントロールを行うには、次のような手順があります。
1.マズルを静かに撫でるようにして、マズルに触られることに慣れさせる
2.鼻先を包み込むように軽く握ったり、上下や左右に動かしたりする
3.遊びながら行ったり、ドッグフードを利用しながら、人の手が怖いものではないと教える
香箱座りとは
香箱(香木や薫香料を入れる蓋つきの箱)に形が似ていることから名付けられました。
香箱座りは、猫がリラックスしている状態を示す座り方です。
前足を体の下にしまい込むことで体全体が安定し、心地よい状態を保つことができます。
また、寒いときは手足を温めるといったメリットもあります。
香箱座りには、猫の気持ちを表すさまざまなバリエーションがあります。
・後ろあしがはみ出ている:よりリラックスしている
・前あしを伸ばしている:ゆったりと体を伸ばし、顔を前あしの上に置いているなど、さらにリラックスしている
・前あしが収まっていない:座り方にも個性が出てくる
また、香箱座りは、リラックスしているときだけではなく、寒いときや体調が悪いときにも見られることがあります。
