プラスチックの一種であり、プロピレンと呼ばれる無色透明な気体を利用して作られます。
非常に軽く加工性が高い性質から、さまざまな製法を行えるので、大量生産に適しています。

＜ポリプロピレンの歴史＞
・1950年代の初期ドイツの化学者カール・チーグラーが、チーグラー・ナッタ触媒と呼ばれるポリエチレンを製造するための触媒を発見しました。
・1954年にジュリオ・ナッタとカール・レーンはチーグラー・ナッタ触媒を改良し、ポリプロピレンを製造するのに適した触媒を開発しました。
・1957年にイタリアのモンテカチーニ社によって、ポリプロピレンの商業生産が開始されました。

一般家庭で使用される身の回りのさまざまな製品（ハサミの取手、シャンプーの容器、レジ袋、排水管、バケツ、医療用容器）などに使われています。
近年では3Dプリンターの材料としても利用されています。