フロッキー加工とは

「フロック」とは、0.1mm〜数mmのごく小さな毛羽や毛くずのことです。

フロックを接着剤を塗った生地などの表面に、機械的振動あるいは高圧の静電気を利用して固着させる加工法が、フロッキー加工です。

接着剤をフィルムに固着し,これを基布にラミネートする方法もあります。

いわゆる「植毛」の加工方法です。


<製法>
生地にあらかじめ接着剤を塗布した後、静電気を帯電させて毛羽を植え付けていきます。
静電気により、毛羽は垂直に立たせた状態で接着させることが可能です。
(使用される毛羽は静電気を通しやすいナイロン製のものがほとんどです。)


<歴史>

14世紀に,短く切った絹繊維をペンキを塗ったばかりの壁へ吹きつけて固着することが行われました。

近年では、
コンクリート壁へフロック加工すると騒音防止に有効なので,施行されるようになりました。