アクリロニトリル(A)、ブタジエン(B)、スチレン(S)という3種類の素材を使ってつくられる熱可塑性樹脂です。
・加工性がよく、さまざまな方法で成形できます。さらには、切削や接着・溶着・各種表面処理(めっきや塗装)なども可能です。
・耐熱性が特別高いわけではありませんが、一般的な用途で使用する分には十分です。
・ブタジエンを含むため、ゴムのような耐衝撃性を示し外部からの衝撃に強いです。
・表面の光沢性や着色性に優れているため、製品のデザイン性を高めることが可能です。
1954年にアメリカのUS Rubber社で製品化されたのが始まりです。
非常に汎用性が高く、家電製品や自動車、家具や建材など、幅広い製品に活用されています。
最近では加工性のよさを活かして、3Dプリンター用の材料としても活用されています。