平たく狭い日本の織物です。
「絛紐」(さなだひも)と書くこともあります。
元々は一重織りで、中を空洞にした袋織りが派生しました。
素材は木綿・正絹を使います。
通常の織物の4倍以上の糸を圧縮して平たく織られ、伸びにくく丈夫なので、重量物を吊ったり、物を確実に縛ったりする際に使われたりします。
数多くの柄があり、
その一部に家紋の様に家・個人の決められた柄があるので、個人・集団の認証、作品の真贋鑑定に使われたりしています。
主に茶道具の桐箱の紐、刀の下げ緒、鎧兜着用時の紐、帯締め・帯留用の紐、荷物紐等に使用されています。