インディゴブルー色とは

和名では洋藍や青藍と言います。
鮮やかな藍色の色彩のことです。

藍色の染料または藍の青い成分を抽出したものを指します。インジゴとも呼ばれることもあります。

<由来>
「Indeikon(インディコン):ギリシャ語」や「Indecum(インディカム):ラテン語」が由来とされ、転じて「Indigo(インディゴ):英語」と表記されるようになりました。

以前は天然インディゴが主流でしたが、
不純物が多くて色素が安定しにくいこと、栽培や管理が大変なことから、
1900年頃からは化学合成によってインディゴが作られるようになりました。

現在では、合成染料での染色を「インディゴ染め」、天然染料での染色を「藍染め」と呼んで区別していることが多いです。

インディゴブルーは、特に合成インディゴによって染められた青色のことを指すことが多いものとなっています。

<デニム生地(ジーンズ)とインディゴ>
インディゴは摩擦や洗濯などで色落ちしやすいという特徴があります。
ジーンズではその色落ちを風合いやファッションとして楽しむ文化があります。

いわゆるシェービング加工やダメージ加工、ウォッシュ加工ジーンズなどは、こういったインディゴならではの特性からです。