猫の種類
スコティッシュホールド
《歴史》
・1961年にスコットランドの農場で生まれた、耳の折れ曲がった「スージー」という名の猫がルーツです。
・その後、ブリティッシュショートヘアと交配、のちに遺伝学者パット・ターナーの手でアメリカンショートヘアなどと交配を重ね、現在のスコティッシュフォールドの原型を作り上げました。
《特徴》
最大の特徴は、その折れ曲がった耳です。
ゆるい1つの折り目(シングルフォールド)、ぴったりした折り目(ダブルフォールド)、三重の折り目(トリプルフォールド)があります。
環境や体質によって、徐々に耳が立ってしまう個体もいるようです。
面立ちは、しばしば「フクロウ」に例えられます。
ボディは筋肉質でがっしりしたセミコビータイプ。
短毛・長毛とも被毛は密生していて弾力があり、シルキーな手触りです。
性格は優しく温和で、愛嬌があります。
甘えん坊なので、飼い主と遊んだりそばにいることが大好きです。
特徴の1つとして「スコ座り」(足を前方に投げ出し、まるで風呂上がりのおじさんがソファーの上でくつろいでいるかのような姿勢。一般的には「おやじ座り」)
というものがありますが、これは人間に対して愛想を振りまいているのではなく、手足にかかる体重を減らすための苦肉の策です。
シャム猫
《歴史》
・18世紀にタイで書かれた「Tamra Maew」(猫の詩集/Cat Poems)の中に、シャムと思われる猫の記述が見られます。
・1884年、タイ(かつては「シャム/Siam」と呼ばれていた)バンコクのイギリス総領事館に勤めていたゴールド氏(Edward Blencowe Gould/1847~1916)が、帰国する際に購入した、「フォー」(Pho)と「ミア」(Mia)という名のつがいのシャム猫が、今のシャム(サイアミーズ)の始まりだと言われています。
《特長》
・部分的な濃い毛色が、顔、耳、四肢、尾に現れます。
・瞳の色はサファイアブルーです。
・ボディは丸くて長いです。前肢よりも後肢が長く、動きはとても優雅です。
トラ猫について
・ベースが赤味がかった明るい茶色で、縞模様は濃い茶色。
・鼻の周りが白い毛だと鼻がピンク色になる事もありますが、茶色が多いです。
・肉球の色はピンク色が多いです。
<サバトラ>
・グレー地に黒い縞模様で魚の「鯖(さば)」の模様に似ているので、「サバトラ猫」と呼ばれています。
・顔周りに白い毛色が入ると、鼻の色がピンクやブチになる事もありますが、黒色が多いです。
・ 肉球の色は、基本的に黒色のみとなっています。
<キジトラ>
・日本でいちばん多く飼われていると言われているのが、キジトラ柄の雑種猫です。
・全身は茶色ベースに黒のしましま柄。鳥のキジに似た色や模様のため、そう呼ばれています。
・肉球は黒色や濃いチョコレート色になりやすく、白い毛色がある場合はピンク色になる事もあります。
ハチワレ猫とは